高城れに『審査員やらせていただいてます♡幸せすぎた』

ももクロ

高城れに『審査員やらせていただいてます♡幸せすぎた』

『BRUTUS』
本日10/1(火)発売の『BRUTUS 10/15号』に、れにちゃんの登場が告知されています!“猫” をテーマにした号で、れにちゃんは「あつまれ!みんなの猫フォトコンテスト」企画の審査員として登場しているそうです(^^)・高城れに掲載10/1発売『BRUTUS 10/15号』【楽天】『BRUTUS (ブルータス) 2024年 10/15号』【Amazon】『BRUTUS(ブルータス) 2024年 10月15日号』誌面で “審査員・高城れに” をチェックしてみてください♪(^^)

 関連リンク
・高城れに掲載10/1発売『BRUTUS 10/15号』【楽天】『BRUTUS (ブルータス) 2024年 10/15号』【Amazon】『BRUTUS(ブルータス) 2024年 10月15日号』

高城れに 審査員やらせていただいてます幸せすぎた

この度、カンヌ後に韓国でのプロモーションと6/8(水)の韓国公開初日を迎えた是枝監督の、日本帰国後初の公の場となる凱旋記者会見を実施!会見場には、大勢のマスコミ陣が駆けつけ、質疑応答の時間は最後まで記者たちの挙手が止まらないほど白熱!カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞したソン・ガンホとの強い信頼と絆を感じさせるエピソードも飛び出すなど、大盛り上がりの凱旋会見となりました! 『ベイビー・ブローカー』 凱旋記者会見 概要 【日 時】 6月13日(月) 【会 場】 スペースFS汐留 (東京都港区東新橋1-1-16 汐留FSビル3F) 【登 壇】 是枝裕和監督 5月28日(現地時間)に閉幕した第75回カンヌ国際映画祭で、主演のソン・ガンホに韓国人俳優として初となる最優秀男優賞をもたらし、「人間の内面を豊かに描いた」作品に与えられるエキュメニカル審査員賞も受賞した是枝裕和監督の最新作『ベイビー・ブローカー』。6月8日(水)には韓国で公開初日を迎え、初登場1位を記録した。カンヌからプロモーションのために韓国に渡っていた是枝監督が6月13日(月)に日本に帰国し、同日に都内で凱旋記者会見が行われた。 空港から会見場に直行となった是枝監督。まずはカンヌでのソン・ガンホの最優秀男優賞の受賞について問われると「ソン・ガンホの名前が呼ばれた瞬間に、『この作品にとって最高のゴールなんだな』と思いました。その夜にパク・チャヌク(『Decision to Leave』で監督賞受賞)のチームと合同でお祝いをしたんですが、みんな幸せな夜でした。役者が褒められるのが一番嬉しいんですよね。柳楽(優弥/是枝監督の『誰も知らない』で最優秀男優賞を受賞)くんがもらったときは、柳楽くんはもう日本に帰っていて、僕だけしかいなかったので、受賞した役者さんとあの場所で抱き合って、称え合ってというのは初めてだったので、特別な夜になりました」と喜びを口にする。 一方で「壇上でも話されていたように『みんなで獲った賞だから』と本当に謙虚に話されていたし、僕にとっても『僕の演出で』というよりは、(過去に出演した)パク・チャヌクさん、ポン・ジュノさん、イ・チャンドンさんどの監督で獲ってもおかしくなかったと思うので、むしろ申し訳ないというか、僕が監督したタイミングで受賞というのは作品にとってはよかったですし、幸せですけど、韓国の監督にとっては『僕らのソン・ガンホ!』という思いがどこかにあるんじゃないかと思うので(笑)」と韓国の映画人への気遣いも。 その後、カンヌから韓国へと凱旋を果たした際の様子について「空港が揺れていました。職員の人が職場を離れて付いてきちゃって『大丈夫なのかな?』ってくらい、ザワザワっとみんなが付いてきて、出口を出たところでファンの方たちが待ち構えていて。国民的スターがカンヌの映画祭で韓国人初の男優賞を獲るというのは、オリンピックの金メダル以上なんだなというのはわかりました」と現地の熱狂について明かす。 韓国では初登場第1位というロケットスタートを切ったが、現地での舞台挨拶もかなり盛り上がったようで「熱狂的な状況で、叫び声がずっと聞こえている感じでした。感想を聞くって感じじゃないんですけど(笑)、観た方の反応はたぶん悪くないと思います」と手応えを口にする。 韓国のプロダクションでの映画制作について「僕の演出のアプローチの仕方は基本的に日本と変わらないアプローチでやらせていただいて、そこは我を通した部分もあります。韓国はアメリカのやり方を現場で導入しているので、脚本はクランクイン前にすべて完成させて、ストーリーボードも全て書いてということまでしないとインしないという雰囲気だったんですが、現場で作っていくやり方を通したので、そのへんは僕自身は楽でした」とふり返る。 一方で、韓国の現場で進む「働き方改革」に関しては「良い方向に進んでいる」と高く評価し「週に52時間という労働時間の上限が明確なので、4日働いて3日休むような感覚で肉体的には楽でした」と語る。その上で「映画界だけに言えることじゃないけど、産業自体の年齢構成が、日本は高齢化して、若い人が入ってこないという状況があり、そこは上に立つ者として責任を感じますが、韓国の現場はほぼ20代、30代が中心。(高齢化が)悪いことばかりじゃないと思うけど、韓国では僕の年齢では監督はほぼ引退して現場には立たなくなっている。改革のスピードの速さが、若々しくて元気あるけど、ある年齢層を現場から外すタイミングが早くなっていて、そういう速さが、こういうなかなか変わらない国にいると『早すぎないか?』と心配もしています」と両国の状況の違いについて言及した。 また、ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』など近年、アジア映画の評価が欧米で高まっているが、こうした変化について問われると「アジア映画という括り自体が広すぎてどう答えたらいいか」と前置きした上で、自身が海外に赴いた際に感じるアジア映画への注目度についても言及。「韓国映画の注目度の高さは、今回(のカンヌで)一番感じたし、(この10年で見ていると)『パラサイト 半地下の家族』で結実して、カンヌに来ている(韓国の)ジャーナリストの数は倍になっていると聞きました。今回、早川(千絵監督/『PLAN75』)さんがカメラドール特別表彰を受賞しましたが、日本からも若い才能が出てきている感じは間違いなくあります。それは濱口さんが大きな成果を上げて、でも濱口さんも急に出てきたわけじゃなく、ヨーロッパでは『ハッピーアワー』がフランスで公開された時、結構ヒットして、そのあたりから『濱口をどう思う?』と(海外での取材で)必ず聞かれるようになりました。挙げられる名前が変わっていくタイミングがあって、濱口さんは2015年くらいから聞かれるようになりました。それがいま、韓国の大きな声にちょっと負けている感じはします。もう少し、いろんなサポート体制が充実するといいなという気持ちはあります」。 また、是枝作品と言えば子どもの俳優に台本を渡さず、口伝えなどで状況を説明し、自然な演技を引き出す手法が有名だが、本作でも途中から旅に加わる少年ヘジンを演じたイム・スンスに対し、同じ手法を使ったということで「オーディションで見つけた子を選び、台本を渡さず、通訳を介してセリフを渡していきました。勘のいい子だったので、旅をしながらだんだん悲しい話になっていくのは彼の表情にも現れていると思います」と明かす。 この少年の演技について「映っているものは最高だと思います。映画の中に残っているものは本当によかった」と惜しみない称賛を送る一方で、演じている時以外の時間に関しては「本当に大変でした」と苦笑い。「映画の現場が楽しくて仕方なかったみたいで、はしゃいじゃってテンションが上がって止まらなくなっちゃって。カン・ドンウォンが面倒を見てくれるようになって、これはみんな静かに撮りたい気分だなという時は、ドンウォンが遊びに連れて行って、スケボーを一緒にやったり、面倒見がいいんです。どんなにはしゃいでも怒ったりはしませんが本当に大変でした(苦笑)。モーテルでのシーンで、ドンウォンとイ・ジウンさんが赤ちゃんにミルクをあげながら、ちょっとしっとりしたやりとりをするシーンがあるんですが、あのシーンでベッドで彼が寝ているんですが本当に寝てるんです。はしゃぎ過ぎて『ここではしゃがれるとシーンが成立しない』と思ったんですが、『これ、ちょっと暗くすれば寝るぞ』と思って暗くしたら本当に寝て、あのシーンが終わるまで3時間くらい熟睡していました」と明かした。 もうひとり、子役以上に小さな赤ちゃんが全編を通して出演しているが、コロナ禍のさなか、クランクインの2か月前に決めなくてはならず、生まれて1か月くらいの赤ちゃんの動画を見て「顔とかではなく、動きのいい子。音に反応して動いてくれる子を選んだ」という是枝監督。それが見事にハマったようで「ガンホが動けば目で追うし、顔を触ったり、髪の毛を触ったり、目の前の世界に感心がある子で、それがとてもよかったです。全く苦労しなかった」と明かす。「ホテルの広場で、赤ちゃんを渡された女性のほほを触って、女性が『触ったわ!』と言うんですけど、あれはアドリブです。あのシーンは『すごいな』と思いました」と0歳の名優を称賛した。 前作ではフランスの名女優カトリーヌ・ドヌーヴを主演に迎え『真実』をつくり、今回、韓国で『ベイビー・ブローカー』を監督したが「英語圏で撮りたいという思いは?」と問われると、是枝監督は「『いずれチャンスがあれば英語圏で撮りたい』と話すと(報道で)『いずれチャンスがあれば』がなくなっちゃうんですよね(笑)。それで『英語圏で撮りたい』だけが残ると、いま自分がやろうとしていることとズレるので、『いずれチャンスがあれば』と削らないようにしてください(笑)」と報道陣に要望。 そして「受賞後のパーティでは審査員とかも一緒にワイワイ写真を撮ったりしてるんですが、そこにハビエル・バルデムがいました。写真を撮ってもらおうと追いかけたんですが、会場じゅうを歩き回るものだからずっと追いかけちゃって(笑)。そこでお酒をとって、振り向いて目が合ったら『知ってる』という感じで指をさしてくれて、それが一番嬉しかったですね(笑)。あの場所で、『こんな人も来てるのか』という、ジェイク・ギレンホールとかマッツ・ミケルセンとかもいて単純な映画ファンですね(笑)。そういう人たちを頭の中で組み合わせて『こんな物語はどうだろう?』ということも、いずれチャンスがあればやってみたいと思います」と前向きに語った。 改めて、ソン・ガンホとの共同作業について尋ねると「本当に楽しい人なんですよ。その場にいると、みんながニコニコしちゃう。クランクイン前にポン・ジュノとご飯を食べて、彼のオフィスに遊びに行ったら『いろいろ不安はあると思うけど、ソン・ガンホが現場に来たら、全てが彼のペースで進んでいくから何も心配いらない』と言われて、本当にその通りでした。予定よりも早く、現場に来て『昨日、つないだものが見れるなら見せてくれ』と言ってそこで自分の芝居だけでなくつないだものを全部見て、その上で、基本的に全てほめてくれるんですけど『最高だったけど、僕のセリフ、いま使っているテイクじゃない、2つくらい前に言ったのがあると思う。おそらく監督が切り取ったところだけだと、セリフにニュアンスまでは伝わらないかもしれないから、もう一度、比べてみてくれ。最終的な判断は監督に任せるけど、ぜひ比べてみてほしい』というやりとりを毎日やってくれて、それはすごく助かりました。彼はテイクごとに違うので、それを僕がどこまで追えてるか? 言葉はわからないので、それを補ってくれているのかなと思いました。自分の芝居に対する基準がかなり高いんです。頼りになりました。最終日の前くらいに「いま言うことじゃないけど、編集で僕のセリフがひとつ、実は途中で切った方が余韻が残っていいと思うから、間に合えば確認してくれ』と言われまして、それは切りました。それは結果的に本当によかったです。最後の最後まで一緒に走ってくれました」と明かし、強い信頼と絆を感じさせた。 また本作の結末について、従来の是枝作品よりも「希望」を感じさせるという声が多いという。是枝監督は「よく言われるんですよね」とうなずきつつ「僕自身はそんなにハッピーエンドとは思ってないんです。希望が感じられるとすると、お客さんを含めウソン(赤ん坊)を見る目線が、最初よりも優しくなっているからじゃないかと思います。そういう着地を目指したのは、取材の過程で養護施設の出身に方と話した時、『生まれてきてよかったのか?』と確信持てずに大人になっていくという声に触れ、それは母親の責任というより確実に社会の責任だから、社会の側にいる大人のひとりとして、その声にきちんとしたアンサーをしてあげないといけないんじゃないか? それを言葉にしてみようかなと思ったんですよね。それがいつもより強く出たのかなと思います。感情を強調したということはないですが、『少し言葉にしてみようかな』と思って、言葉にするときには、電気を消すか、ちょっと暗くしてうるさくして、ちゃんと聞こえないようにするか、そういう伝え方をしています。恥ずかしいので(笑)」と語った。 本作で扱った社会的なテーマについてのキャスト陣からの反応を尋ねると「出来上がった後、ソン・ガンホさんが『これは命を巡る話だ』とメイキングのインタビューで口にしていて、あぁ、そうだなと思いました。家族の話ではなく、もうひとつ先にある命を巡る話なんだという捉え方をされてて、そういう言葉で自分が『そうだな』と気づくことはありますね」と語っていた。

第75回カンヌ国際映画祭におきまして、現地時間28日(土)夜(日本時間:29日未明)に「コンペティション」部門の授賞式が行われ是枝裕和監督の最新作『ベイビー・ブローカー』の主演ソン・ガンホが男優賞を受賞いたしました! 現地時間5月26日(木)に行われた公式上映では、今回の映画祭出品作史上最長の12分にわたるスタンディングオベーションがおこり割れんばかりの拍手喝采で観客を魅了、会場全体が感動に包まれ、受賞への期待が高まっていた本作。 授賞式では、審査員長のヴァンサン・ランドンをはじめ、アスガー・ファルハディ、ジェフ・ニコルズ、レベッカ・ホールディーピカー・パードゥコーン、ノオミ・ラパス、ジャスミン・トリンカ、ラジ・リ、ヨアキム・トリアー監督らが選ぶ男優賞にソン・ガンホが選出されました。 韓国人俳優の男優賞受賞は初の快挙となります。 是枝監督作品における男優賞受賞は、2004年の第57回コンペティション部門に出品された『誰も知らない』で受賞した柳楽優弥以来18年ぶりとなります。 『ベイビー・ブローカー』は本映画祭でエキュメニカル審査員賞を受賞。(エキュメニカル審査員賞は、映画祭の公式な審査とは別に、カトリックとプロテスタント双方のキリスト教関係者が毎年選出している。) 本賞と合わせて2冠の快挙となります。

23日(水)に凱旋帰国した是枝監督。 帰国したその足で羽田空港内にて記者会見を行いました。 会見場には夜遅い時間にも関わらず、約80名のマスコミが詰めかけ、黄金に輝くパルムドールのトロフィーとともに登場した是枝監督に次々と質問が飛び、是枝監督は自身初のパルムドール受賞の感想をはじめ、公開間近の本作に込めた熱い思いを語りました。 お祝いムードの中、熱気に包まれながらも穏やかな空気に包まれた会見となりました。 <会見内容> 多くのマスコミが会見場で待ち構える中、多くのフラッシュを浴びながら、トロフィーを抱えて登場した是枝監督は「ようやく帰ってスタッフのにこやかな顔をみたら、実感が湧いてきました。来月の公開に向けて、宣伝活動を始めなければならないので、気合を入れないとなと思っています(笑)」とコメント。その後、記者からの質疑応答を受けました。 Q.日本に帰国して、改めて受賞したことに対しての気持ち、そして帰宅したら何をしたいか? 大きな賞であることが、本日このようにお越しいただいたマスコミの方の数をみてわかります。実感が湧くのはこれからだと思います。シャワーを浴びて一息ついたところですが、LINEやメールが山のようにたまっているので、お礼の返信をしたいと思います。 Q.最高賞を受賞したことによって、TVや映画の製作者としての心情の変化はあったりするのか? 変わらないです。スタンディングオベーションをいただいたときも嬉しいけど、TVディレクターの性でつい観察してしまって、純粋に楽しめないんです。それは、僕の強みでもあり、弱点でもありますが、これからも変わらず、TVにも映画にも関わっていきたいと思っています。 Q.『誰も知らない』では柳楽さんが主演男優賞、『そして父になる』では審査員賞は受賞されていますが、今作との反応の違いは? 前のことはあまり覚えていませんが、『誰も知らない』のときも温かったけど、あのときは子供たちの世話で手一杯で、それだけで終わってしまったという印象なんです。、宣伝としては大事だけど、拍手の長さというものは本質的なことではないと思っています。しかし、深夜でも熱い反応だったので、それに対しては前向きに受け止めました。公式上映後に受けた取材では、記者たちから「Touch」と「Love」という言葉が一番多かったんです。それで、届いたなと良い手ごたえは感じました。 Q.本作に出演したことで、城桧吏くんが注目を浴びているが、撮影中、城くんに驚かされたことはあるか? 普段は実年齢よりも幼いぐらい子供っぽいのに、レンズを通すと色っぽいんです。僕の演出上、子供には台本を渡さないので、桧吏も理解していない。でも周りの大人をよく観察していて、撮影が進むごとにカット割りを推測し始めたりしていました。そういう観察力が演技に生かされていたと思います。 Q.今後も世界に認められるような映画がつくられていく為に、日本ではどうしていくべきだと思うか? 色んな課題があると思います。現在は、オリジナル脚本で企画が通り映画が製作されることは少ないです。新たな監督たちを生みだすことは、僕にとっても刺激になるので、映像集団をつくり新しい監督をデビューさせようとその支援を始めています。自分の身の回りからできることはやらないととは思っています。 Q.受賞後、NYに少し滞在されていたそうだが、その理由は? 色々差支えがあって喋れないんですけど、近いうちに情報が発表されるかと思います。でも、打ち合わせは上手くいきました。そのときは、受賞してよかったなと思いましたね(笑) Q.名だたる監督の作品がある中で自分の作品が受賞された理由について、是枝監督の分析は? 分析というのは、自分で自分の作品を褒めることにもなりますよね?自慢げに聞こえるようで嫌ですが(苦笑) でも、授賞式のあと映画祭公式のディナーの場で、審査員長を務められたケイト・ブランシェットさんに、授賞式後の公式記者会見の際にも仰っていただいたことと同様「演技、監督、撮影などトータルで素晴らしかった」と改めていっていただきました。また、安藤さんの芝居についても熱く語っていて、彼女の泣くシーンがとにかくすごかったと。「今後、私も含め今回の審査員を務めた俳優の中で、今後泣くシーンがあったら、彼女の真似をしたと思って」と仰っていて、その会話から虜にしたんだなとよくわかりました。元々付き合いのあるチャン・チェンは、「家族が見えない花火をみんなで見ているカットが素晴らしかった」といってくれました。他それぞれの方たちとのやりとりが、審査員というよりは、シンプルに作品によって心を動かされたと言ってくれている感じで、良い時間でした。 Q.トロフィーは、NYへは持っていかず誰かに預けていたのか?再び自分の手元に返ってきたことへの気持ちは? NYに持っていくには、筋肉痛が昨日やっとなおってきたくらい重すぎて(苦笑)。スタッフに渡して金庫に預けていたので、今日再会しました。思い出したのが、『誰も知らない』のときは、記者会見で柳楽くんにトロフィーを渡すといった感じのやりとりがあったと思いますが、今回は自分の手元に返ってきたといった感じ。一晩くらいは、抱いて寝ようと思います(笑)。 Q.映画の中で注目してほしいポイントは? 今回役者のアンサンブルがとてもうまくいきました。自分なりの子供への演出と演出も担える樹木さんとリリーさん、安藤さん、松岡さんも相手の演技を受けるのが上手でバランスがよかった。撮影している中で、惚れ惚れするくらいの演技もみせてくれたりと、監督としてはとても恵まれた環境で撮れたと思っています。 Q.映画が出来上がった際に、手ごたえはあったか? 役者が素晴らしかったです。ケイトさんも仰っていた安藤さんの泣くシーンは、カメラの脇で立ち会っていても特別な瞬間だと感じましたし、そんなことが他にも何度もありました。いろんな意味で化学反応も起こり、良い映画が出来たと実感はしましたね。

イタリアの ジッフォーニ・ヴァッレ・ピアーナで24日まで開催されていたジッフォーニ国際映画祭で最優秀作品賞と「勇気ある生き方」賞を受賞しました。 ジッフォーニ国際映画祭は、こどもとティーンのための映画祭として45年の歴史を持ち、 イタリア国内だけでなく世界50以上の国から約3,000名の若者を招き、彼らが自身が審査員となって賞を決定する世界最大の若者向け映画祭。 今回、『ストリート・オーケストラ』が受賞したのは16歳から17歳を対象にしたGenerator +16部門となります。

第74回ヴェネチア国際映画祭 コンペティション部門に『三度目の殺人』が正式出品されたことを受け、是枝裕和監督、福山雅治さん、役所広司さん、広瀬すずさんが現地入り。更に本作の音楽を手掛けるルドヴィコ・エイナウディ氏も加わり、公式記者会見&フォトコール・レッドカーペット・公式上映に参加いたしました!涼しく爽やかな風が吹く、美しい水の都イタリア・ヴェネチア。イタリアの有名ブランド、ドルチェガッバーナのスーツ姿で颯爽と登場した福山雅治さん。イタリアを代表するブランド、ジョルジオ・アルマーニのスーツで貫禄の登場の役所広司さん。同じくアルマーニのドレスとプラダの靴で大人っぽい装いの広瀬すずさん。同じくアルマーニのスーツの是枝裕和監督、そしてエイナウディ氏が記者会見会場に登場!会見場は報道陣で大盛況。そんな中、海外媒体の質問に応じました。「イタリア出身のエイナウディ氏を音楽に起用しようとしたきっかけは?」と問われると、是枝監督は「きっかけは海外の映画祭を回っていた時にたまたま飛行機に乗って聞いた曲が彼の曲で音を聞いていたらすごく風景が浮かんだんです。特に 水、火雪とか。その時は名前が読めなかったのですが、メモして日本に戻ってアルバムを買って、今回は脚本を書きながらずっと彼の曲を聞いていました。なので、サウンドトラックをお願いしたというよりかは、本の段階からこの音楽は絡まっています。すごく映画の中から生まれているような気がします。」と語りました。また、福山さんは「日本ではロックスターとしても有名な福山さんですが、今回も是枝監督から起用され、是枝作品の常連になりつつあると思います。どういった心構えで今回臨んだのでしょうか?」との質問に、「僕自身、是枝監督・是枝作品のファンなのです。僕も音楽をやっているときはシンガーソングライターというスタイルで、作詞、作曲、演奏、歌をやらせて頂いていますが、監督の映画作りの現場はすごく、手作り感があり原案、脚本、監督、編集をやられていて全ての工程を俳優として参加しながらその現場を一番近くで見られるというのは僕にとってこの上ない贅沢な経験です。贅沢な経験であると同時にすごく刺激を受ける現場です。是枝監督という一人の人間を通して、そして映画製作を通して監督がどういう目線でこの人間社会を、人間を見つめているのかというのを知る機会を与えていただいています。私にとって自分の活動、表現をフィードバックできる現場で、参加させていただくことにいつも感謝しています。」と熱い思いを述べていました!フォトコールでも、沢山のメディアが集まり、「是枝!」という歓声が上がり、今や世界中で注目を集める是枝監督の最新作であり、カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した『そして父になる』の福山さん是枝監督の再タッグである本作への注目度の高さが感じられました。レッドカーペットに登場した福山雅治さん、役所広司さん、広瀬すずさん、是枝裕和監督と、本作の音楽を担当したイタリア人音楽家ルドヴィコ・エイナウディ氏。キャストと監督を一目見ようと、大勢の観客とマスコミで溢れる中、広瀬さんにイタリア人女性から「カワイイー!」の声もあがるなど観客やメディアからの黄色い声が。大歓声に応え、手を振るほか、カーペット途中ではサインを求められ、心よくそれに応じる姿もみられました。その後の『三度目の殺人』公式上映では、キャパシティ約1030席が満席となる上映会場にて、是枝裕和監督が描く、緊迫感溢れるサスペンスに息をのむように引きこまれた様子の観客たち。上映終了後には、6分にも及ぶスタンディングオベーションが続き、福山さんらキャスト陣は手を振ってそれに応えていました。また、是枝監督はヴェネチア国際映画祭フェスティバルディレクターであるアルベルト・バルベーラと熱い握手を交わしていました。アート性の高い作品の受賞が多い特徴を持つヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門では『三度目の殺人』を含む計21本の中から最高賞「金獅子賞」を競い、現地時間9日(日本時間10日)の授賞式で受賞結果が発表されます。 是枝監督作品としては、第52回ヴェネチア国際映画祭にてデビュー作『幻の光』が金のオゼッラ賞を受賞。22年ぶり2度目の受賞に期待が集まります!

コメント

タイトルとURLをコピーしました